こんにちは、ブラジル生活を満喫中のぴょんぴょ子です。
今回は、サンパウロ市内で出逢ったお洒落で美味しいブラジル料理レストランをご紹介します!
リピートしている&したいと思えたブラジル料理屋さんを地区別にまとめております。
基本的にはブラジル料理をメインに扱う小洒落たレストランのみに絞りました。超創作系レストランやランショネッチ、パダリア、ポルキロは除いてます。バーとレストランの狭間みたいなものはええいままよに載っけちゃってます。
今後とも美味しいと思ったブラジル料理店に訪問でき次第随時更新して参ります。写真を撮りそびれたが為に載せていないだけのお店もたくさんあるので、そちらも随時。
そして美味しいの基準は、あくまでぴょんぴょ子個人の評価です。サグラダ・ファミリア状態の記事ですが、どうかお手柔らかにお願いします。
Bela Vista地区
Balaio IMS
アヴェニーダ・パウリスタ沿いにあるIMS(Instituto Moreira Salles)のビルの地上階にあるレストラン。
カウンター付近は、店名にもなっているbalaio(編まれた籠)のランプが飾られています。
お店のオススメはArroz de linguiça bragantina(アホス・ジ・リングイッサ / ブラジルソーセージをミンチにして米と炊いたもの)とPato confitado(鴨のコンフィ)。
アホス・ジ・リングイッサは食べ終わるまでアツアツで飽きず、添えられたスペアリブは柔らかく味が中まで染みており最高。
鴨のコンフィ自体はフランス料理ですが、付け合わせはブラジルの家庭料理で一般的なAngu de milho(アングー・ジ・ミーリョ※Polentaとも / とうもろこしをペーストにしたもの)。アングーをあまり得意としていなかったのですが、ここのは完食できるほど美味しい。もちろん鴨自体も香ばしくホロホロで美味。
ちなみにここのシェフはMocotó Bar e RestauranteやMocotó Caféのブラジル人有名シェフRodrigo Oliveira氏。
Brooklin地区
Veríssimo
小さな公園の向かいにある、南部料理店の系列が運営するレストラン。
店内はLuis Fernando Verissimoというブラジル南部出身の作家(下記リンクに和訳著書あり)を称えた飾り付けになっており、天井から本が吊るされていたり似顔絵が貼られていたりする面白い空間です。
土曜はサンバ(パゴージ)の生演奏もあり。
土曜にFeijoada(フェイジョアーダ / 豆と肉の煮込み)のビュッフェ(R$82)とサンバの生演奏があるというのでランチに行ってみました。
ここのフェイジョアーダビュッフェ(お肉が各部位ごとの鍋に入っている)は塩味控え目で食べやすかったです。ただ、カウド・ジ・フェイジョアーダは例の如く激塩辛なのでご注意を。
フェイジョアーダでよくある付け合わせ以外にも、トッピングや揚げ物系の軽食の種類が豊富なので、バラエティ豊かで満足できます。
ちなみにサンバは人が増える13:30〜スタート。コロナ禍のせいか弦、タンタン、ヘピの超少人数体制で、生演奏前に流れていたパゴージ音源(恐らくSamba de Raiz 1〜3のCD)の方が明るかったです。
Itaim Bibi地区
Bar do Juarez
名前の通り、レストランじゃなくてバー(さーせん)。
でもフードメニューの味もいいので、レストランといっても差し支えないような場所。サンパウロ市内に5店舗あります。
おつまみも含めて料理はどれも美味しいのですが、一番人気は薄切りピッカーニャの鉄板焼き(Picanha fatiada na Chapa)と付け合わせのセット、Picanha do Juarez Fatiada。
日本の焼肉屋さんのように自分の好きなタイミングで焼いて食べることができ、お願いすれば七輪の網のごとく鉄板を交換してもらえます。ただ、日本のような焼肉のタレが無くガーリックと塩で食べるので、味はブラジル。
ぴょんぴょ家は、シュハスコのようなデカ肉スタイルに飽きた時によく行きます。
Restaurante Banzeiro
Itaim Bibi地区のタバプアン通りにあるレストラン。
アマゾニアの料理を扱うお店でマナウスに本店がある。
店内は小舟が飾ってあり、全体的にアマゾン川流域感あふれる装飾になっています。
お店のイチオシの川魚を使った料理、是非食べてみてください。アマゾン川からとれたてを直送してるらしいっす。
Jardim Paulista
Dalva e Dito
オスカル・フレイレ通り沿いのブロックにあるブラジルの郷土料理を活かしたプチ創作料理レストラン。内装もブラジル感があふれたデコレーションがなされています。
ブラジルを代表するシェフ、Alex Atala氏の手がけるミシュラン2つ星レストラン「D.O.M」の姉妹店としても有名です。(Alex Atala氏がメインのドキュメンタリーがNetflixにあるのでそちらもご覧あれ!)
平日ランチのエゼクチーヴォメニューとして、お肉やフェイジョン、コウヴィ等の食べ放題があり上品なシュハスカリア風で美味しい。単品メニューもハズレ無し。
地下にも広々としたスペースがあるので、パーティーを開催するのにも向いてます。
Restaurante Dinho’s
2021年にパライゾからジャルジン・パウリスタ地区の小道に引っ越した高級レストラン。入り口はカフェで、2階がレストランになっています。
価格帯は高めでお店の推しはグリルとフェイジョアーダ。土曜はフェイジョアーダのビュッフェがありオススメ。
フェイジョアーダのビュッフェがお気に入りなので、そちらを中心に紹介。
ビュッフェに並ぶのは、お肉の部位ごとに煮込まれたフェイジョアーダ達。もちろんその他に、お米やフェイジョアーダの付け合わせとして一般的なファロッファ、コウヴィ・アフォガード、トヘズモ、オレンジ等も取り放題。
ゲテモノ肉として敬遠していた豚の耳や豚タン入りのフェイジョアーダも、普通にペロッといけたくらいトロトロになるまで煮込まれています。フェイジョアーダ全般、塩味控えめで日本人に優しい味。コウヴィはバターの甘さが結構強くて独特の味付けに感じるかも。
シェフからオススメされたパイナップルのグリルと揚げ焼きにされた豚の組み合わせは、パイナップル入り酢豚が苦手なぴょんぴょ子でも美味しく食べることができました。
フェイジョアーダのビュッフェは1人あたりR$149と、世の中のフェイジョアーダ比で言えば超高級ですが、塩分を比較的気にせずに色んな味を楽しめたので満足度は高めです。
TonTon Restaurante
こじんまりとした一軒家レストラン。ヨーロッパ風のアレンジが加えられたブラジル料理屋さん。
お店のオススメはMoqueca(ムケッカ / 海鮮とココナッツミルクとデンデ油のトマト煮込み)。美味しくて量も多すぎないので1人でぺろっと食べ切れます。ココナッツのチップスが乗っていて見た目は独特。
Jardim Paulistano地区
Capim Santo
MCB(Museo da Casa Brasileira)の敷地内にある緑豊かなレストラン。
晴れた日のテラス席はゆったりできてオススメ。
バイーアの料理が人気。店内の雰囲気も料理もお洒落で、ブラジルの食材をふんだんに使っており、味も美味しい。価格帯はお高め。
コロナ前はJardim Paulistaにも店舗があり、ランチはビュッフェ形式でそちらも美味でした。
Moema地区
Badejo
シーフードを用いたブラジル料理のレストラン。
ご丁寧にメニューが一部日本語で書かれているので、旅行者を連れて行くのに丁度いい場所です。
※2021年に同じモエマ区内でお引っ越ししてました。
人気メニューはムケッカ・カピシャーバ(エスピリトサント州のムケッカ)。美味しい。バイーアのムケッカ(Moqueca baiana)が苦手な人でも、ココナッツミルクやデンデ油が使われていないので食べやすいはず。
Paraíso地区
Jiquitaia
20年にパライゾ地区へ引っ越してきたレストラン。
古民家のような外装で、ブラジルらしい飾り付けがされている。奥に半個室のスペースもあるので会食利用にも◎。
ぴょんぴょ家のオススメはPeixe Frito(写真左)。揚げた魚に熟す前のマンゴーのサラダが和えられており、味付けはタイ料理のヤム・マムアンと激似で激うまです。行く時は必ず注文します。
もちろん、お店の人気メニューのムケッカやアヒルのお肉等も美味しいのでお試しあれ。
狙い目は平日ランチのエゼクチーボ。
Pinheiros地区
Mocotó café
ピニェイロスの市営市場(Mercado Municipal de Pinheiros)の地上階にある小さなレストラン。
セルタネージョ料理のお店で、本店はVila Medeirosにあります。メニュー数は多くなく、席は屋内と屋外に有り。
写真手前はBaião dos Dois Completo、奥は日替わりメニューのPeixadinha。
このお店の看板メニューでもあるBaião dos Dois(バイアォン・ドス・ドイス / 米と豆を炒めたもの)は、ぴょんぴょ家の選ぶ美味しいバイアォン・ドス・ドイス暫定1位!激うま!バイアォン・ドス・ドイス単品のBaião dos Dois Simplesもメニューにありますが、是非おかず盛り盛りのBaião dos Dois Completoを選ぶことをお勧めします(上の写真は、選べるおかずでCarne de Solをチョイスした時のもの。)。
写真奥のPeixadinha(ペイシャジーニャ)は魚の臭みが全くなく、美味しかったです。ココナッツで煮込んである感じが、どことなくタイ料理を彷彿とさせる味でした。
どちらのメニューもR$42。この味と量にしてこの値段はコスパが良すぎる。
ここの料理が気に入った人は、同じシェフRodrigo Oliveira氏のBalaioIMSも好きなはず。
Consulado Mineiro
1991年から続くミナス料理店。外壁がオレンジ色に塗られているのが目印。
2021年にジャルジンにも店舗を展開。
塩味が強すぎないので美味しく食べられます(でもたまに強い日もあるのでご愛嬌)。
ミナス料理屋さんによくある超大盛りの単品メニューはもちろん、おひとりさま用の盛り合わせワンプレートのメニューもあるので、1人でフラッとランチしに行くにもちょうどいいお店。
Pompeia地区
Arimbá Restaurante
ブラジルの田舎風の内装のレストラン。
トロペイア料理(Culinária Tropeia)と呼ばれる、ミナスやサンパウロなど南東部あたりの昔ながらのブラジルの田舎料理(Comida caipira, campeiraとも)が中心。
皿が並ぶ写真の中央右側はfeijão tropeiro(フェイジャォン・トロペイロ)、左上がrojão tropeiro(ホジャォン・トロペイロ)で右端の小皿はその付け合わせ。全部2人前でR$132(約)。
トロペイア料理の代表格フェイジャォン・トロペイロはフェイジャォン(豆)、トヘズモ(豚肉を揚げたもの)、ファロッファ(キャッサバ粉)、卵などのごった混ぜ。まさにトロペイロ(荷馬車引き)達の長距離移動のお供として美味しく持ち運べ得る料理といった感じのものです。このお店のフェイジャォン・トロペイロはしょっぱ過ぎることもなく、2人前としてちょうどいい量でした。
ホジャォン・トロペイロとは、サンパウロ州の田舎町で食べられているネギやニンニクなどが練り込まれた巨大な豚のつくね串で、エスペット・ジ・ホジャォン(espeto de rojão)とも呼ばれています。このお店で初めて食べましたが、日本人の舌にとても馴染みのある味で、予想外の美味しさに感動しました。つくね串といっても、赤ちゃんの腕1本分くらいのボリューミーな大きさで、ちょっと高級な日本の居酒屋メニューにありそうな一品。
お店イチオシのレモネードも程よい甘さで良きです。
Saúde地区
Magia de Minas 2
ミナス料理屋さん。Jabaquaraに本店がある。
地元民に人気のお店で、週末の昼過ぎは広い店内もデリバリーも混雑。美味しい。
ミナス料理屋さんあるあるの、量が多すぎて食べきれない問題はこのお店でも発生します。
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以上、サンパウロ市内のおすすめ小洒落たブラジル料理レストランまとめでした〜!
開拓次第、随時更新してまいります〜。
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