ぼんじーあ!サンパウロ生活を満喫中のぴょんぴょ子です。
今回は、ブラジルでポピュラーな食べ物 “タピオカ” についてご紹介します!
日本ではタピオカドリンクブームが起きたのも記憶に新しいですが、ブラジルで食べられているタピオカは、あの茶色くて甘い丸っこいプニプニからは想像つかない姿のものなのです。
そう、トップ画の白い半円型のクレープ状のものこそが、ブラジルでタピオカ(Tapioca)と呼ばれるB級グルメなのです!
日本にいてもお家で楽しめるよう、簡単な作り方も含めてご紹介して参ります〜!
1.ブラジルのタピオカとは

ポルトガル語でタピオカ(Tapioca)とは“マンジョッカから作られた澱粉”を意味します。
マンジョッカ(manjdioca)とは日本ではキャッサバとして知られている、ブラジルの食文化には欠かせない芋の一種です。
そして、そんなタピオカを用いて作るクレープ風のブラジル料理(B級グルメ)も、タピオカと呼ばれるのです。
2.料理としてのタピオカ

今回のテーマでもある料理としてのタピオカは、ブラジルでは非常にポピュラーな軽食の一つです。
マンジョッカの澱粉、いわゆるタピオカ粉を、クレープ状(円状)に薄く焼いて生地を作り、その上に具材を乗っけて半分に折って食べます。
上の写真は、そんなタピオカの移動式屋台。紙皿に乗っけてくれたり、紙に包んだりして渡してくれます。
感触としてはクレープ生地よりもザラザラしている一方、厚みがあってモチモチしているのが特徴。分厚い生地だとモチモチを超えてゴムのように固かったりパサ付きを感じることも。でもそれもクセになったり、ならなかったり。
そして小麦粉を使っていないので、グルテンフリーな生地として近年改めて注目の的にもなっています。
3.タピオカの具材

そんな料理としてのタピオカは、どのような具材が好まれているのでしょうか?
タピオカの生地の中身は、大きく分けて2つ。しょっぱい具材か甘い具材か。


軽食として食べたい時には、しょっぱい具材がおすすめ。よく見かけるのは、チーズxオレガノ、チーズxトマト、チーズxハムなどといった、チーズをベースにしたものが多いです。

ぴょんぴょ子はチーズxトマトxオレガノに、更にほうれん草や玉ねぎなどを追加したりしてビタミンをとろうと足掻いたりします。
スイーツとして食べたい時には、甘い具材を。よく見かけるのは、ココナッツxドースィ・ジ・レイチ(ブラジルのキャラメルのようなもの)、バナナxヌテラなど。

タイの屋台スイーツのローティーが好きなぴょんぴょ子の推しは、バナナxコンデンスミルクxシナモンシュガー。
4.タピオカの簡単な作り方


ブラジルのタピオカは、材料さえ手に入れば家庭でも簡単に作ることができちゃえます。
材料
- タピオカ用のタピオカ粉(Goma de Tapioca)※…40g
- お好みの具材
上記タピオカ粉の分量は、直径20センチ前後で、厚さ5mmいかないくらいの大きさの生地に仕上がる分量です。分厚めがいい場合は追加、薄めがいい場合は減らすなどして適宜ご調整ください。
※タピオカ用のタピオカ粉は、少量の水分を含む発酵していないポゥヴィーリョです。下の写真のようにパッケージにGoma de Tapiocaと書かれています。もし見つからない場合は、ポゥヴィーリョ・ドースィ(polvilho doce)に半量弱の水を加え、水気がなくなるまで混ぜ、粉っぽい状態でふるいにかければGoma de Tapiocaになります。

日本では、Goma de tapiocaよりもPolvilho Doceの方がよく見かけるので、水を加えてふるって代用してみてください。
ポゥヴィーリョの違いについて、詳しくはコチラの記事をご参照あれ。
レシピ
ブラジルにはタピオカを焼く為のフライパン、タピオケイラ(tapioqueira)なるものが存在しますが、無くても普通のフライパンで作れるのでご安心を。
- 20センチ前後の直径のフライパンを火にかけ、タピオカ粉を全面に敷く
- 熱でタピオカ粉同士がくっつき始めるまで放置(およそ1分くらい)
- 円状のタピオカ生地の半分に具材を乗せて火を通す(タピオカ生地が焦げ付かないよう注意)※
- 具材が乗っていない側の生地の下にスパチュラを入れ、具材を挟むようにして生地を半分に折り、皿に盛って完成
※火をかけすぎるとタピオカ生地が焦げるので、乗せる具材によっては、具材だけ先に火を通しておいた方がいい場合もあります。必ず火を通す必要がある具材を乗せる際は、予め火を通しておいた状態でタピオカに乗っけましょう。

バナナを入れる際も、ぴょんぴょ子は焼きバナナが好きなので、別焼きしてから乗っけることも。
もし分厚めのタピオカ生地を作る場合は、具を乗せる前に生地を裏返して両面焼いた方が、タピオカの粒がポロポロと崩れなくなります。
また、生地自体は無味なので、生地を焼く前にタピオカ粉に砂糖や塩を混ぜておく、という一手間を加えても美味しくなりますよ。しょっぱい具の時は塩を、甘い具の時は、塩でも砂糖でも合います。
具や生地を調整して挑戦してみてください。
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以上、ブラジルのタピオカについてのお話でした。
ちなみにぴょんぴょ子が初めてブラジルのタピオカに出会ったのは2014年。
今でも、出会った時の衝撃を覚えてます。衝撃というよりも「え、これ?これがタピオカ??」って拍子抜けしたというか。
そしてそこまで味がしなくて笑ってしまった記憶。
でも、なんかクセになっちゃうんですよね不思議なことに。
というわけで、百聞は一喰に如かず。是非お試しあれ。
ブラジルではサイコロのタピオカなる料理も大人気!
別記事で紹介してるので併せてご覧ください☟
それではTchauちゃお!
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