【食】サンパウロの家庭で作れるタイ料理!~その④ガイパットメットマムアン編~

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さわっでぃー!ぴょんぴょ子です。

ご家庭で作れる本格タイ料理のレシピの紹介企画第4弾として、今回は鶏のカシューナッツ炒めことガイパットメットマムアン(ไก่ผัดเม็ดมะม่วง)編をお届けします!ブラジルのサンパウロで手に入る食材のみを使用して作るレシピなので、この機会に是非お試しください!

1.そもそもガイパットメットマムアンとは

正式名称はガイ・パット・メットマムアンヒムマパーン(ไก่ผัดเม็ดมะม่วงหิมพาน)といい、日本では鶏肉のカシューナッツ炒めと訳されることが多いタイ料理です。ガイ(ไก่)は鶏肉、パット(ผัด)は炒める、メットマムアン / メットマムアンヒムマパーン(เม็ดมะม่วง / เม็ดมะม่วงหิมพาน)はカシューナッツを意味します。オイスターソースがメインで味付けされており、中華料理(正式にはアメリカ生まれの中華料理)の腰果鶏丁と似ていて、日本人には馴染みやすい味です。

2.作ってみよう!

この料理もまたサンパウロで手に入る調味料で本格的な味に作れてしまうのです。言い方を変えれば、本格的な味を味わうのに必要な材料は全てサンパウロで手に入ってしまうのです。きゃ、素敵!

過去にご紹介したタイ料理の中では比較的簡単に手に入る方の材料で作れるので、チャレンジしやすいですよ!

材料(2〜3人前)

  • ピーマン或いはパプリカ(一口サイズ)…200g(※1)
  • 玉ねぎ中(一口サイズ)…2個
  • ねぎ(5センチ程度)…3本
  • カシューナッツ…100g
  • 鶏肉(一口サイズ)…400g
  • にんにく(粗みじん切り)…5片
  • 唐辛子…2本(※2)
  • 乾燥唐辛子…5〜6本
  • ナムプリックパオ(น้ำพริกเผา)…大さじ1(※3)
  • ★オイスターソース…大さじ2
  • ★パームシュガー…大さじ1(※4)
  • ★シーユカーオ(ซีอิ๊วขาว)…小さじ1(※5)
  • ★ごま油…小さじ1
  • サラダ油…大さじ1
  • 小麦粉…大さじ5(※6)

※1.今回はブラジルサイズ(日本のピーマンの2〜3倍の大きさ)のピーマン、赤パプリカ、黄パプリカ計3色を其々半個ずつ使用。

※2.辛いのが好きな方は2〜4等分に切るとより辛くなります。

※3.無い場合は省略可能。

※4.一般的なお砂糖での代用可能。

※5.薄口醤油で代用可能。

※6.鶏肉を揚げる為のみに使用する為、片栗粉やコーンスターチ等で代用可能。


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作り方

  1. 鍋に分量外の油をひき、火をつけ、小麦粉をまぶした鶏肉を揚げる(目安:200度5分程度)。
  2. 鶏肉に火が通り全体的に薄茶色になったら、鶏肉を別容器に移し、余分な油を落としておく。
  3. 鶏肉を揚げた鍋で唐辛子、乾燥唐辛子、カシューナッツを揚げる(目安:200度1分程度)。
  4. 乾燥唐辛子が黒みがかってきたら、唐辛子、乾燥唐辛子、カシューナッツを別容器に移し、余分な油を落としておく。
  5. 中華鍋、或いはフライパンにサラダ油をひき、火をつけ(中火)にんにくを加える。
  6. にんにくの香りがしてきたら、ナムプリックパオを入れて焦げない程度に軽く炒め、★を加えて混ぜ合わせる(焦げそうな場合は分量外の水を大さじ1程度加える)。
  7. 玉ねぎを投入して混ぜ合わせ、玉ねぎが透明がかってきたら、ピーマンを入れてサッと炒める(火を通し過ぎてクタクタにならないよう注意)。
  8. ネギと、2.4.で揚げた鶏肉、唐辛子、乾燥唐辛子、カシューナッツを加えて全体に味が交わるようにサッと炒める。

3.完成!

じゃじゃん!

今までのタイ料理シリーズの中で一番カラフルで美味しそうに見えますね。ちなみに黒い細長いのは、乾燥唐辛子を揚げたやーつです。

実はこの料理、お店によって味が大きく異なる場合があるのです。もちろんナムプリックパオを入れるor入れない、によっても変わりますが、それよりも大きな変化をもたらすものは、トマトケチャップを入れるor入れないか、によるものです。ぴょんぴょ家はケチャップ無しの方が好きなので、今回はケチャップを抜いたメニューでご紹介しましたが、入れても美味しいですよ。入れる場合はオイスターソースを投入するタイミングでぶち込んでみてください。赤みがかかったガイパットメットマムアンが完成します。

また、お店によって鶏肉を揚げるor揚げないかも違ってきます。同じく揚げた方が好きなので揚げるパターンでご紹介しましたが、時間が無い時は揚げないver.で試してみてください。その場合はサラダ油を多めにひいて、にんにくを炒めた後に投入しちゃってください。ちなみにナムプリックパオにも油は含まれているので、サラダ油が嫌いな方は、サラダ油を控え目に作っても大丈夫です。

揚げる場合、揚げた後の油が勿体無いと感じたら、その油の上にナンプラーを混ぜた溶き卵を流して火をつけるだけでもう1品タイ料理ができます。

使用済み油への抵抗感が小さい人はお試しあ〜れ〜(詳しくはカイヂアオの作り方をご覧ください)。

ガイパットメットマムアンは唐辛子を入れているとはいえ、唐辛子を切りさえしなければ、見た目に対して辛さは控え目です。ぴょんぴょ子がまだ小学生の頃もバクバク食べることができたくらいです。タイ料理独特のナンプラーや香辛料の香りがプンプンする訳ではないので、万人受けする料理だと思います。

あと最後にどうしても補足したいことがあります。それは…

このガイパットメットマムアンちゃんは、ガラナと合うんです。ほんのりとしたちょい辛と油とガラナの甘い炭酸がとても合うんです、とっても美味いんです。ぴょんぴょ家プレゼンツの“ガラナと合うタイ料理ランキング”で堂々1位に君臨できる料理です。折角ブラジルで食べるならブラジルならではのタイ料理の楽しみ方があってもいいですよね。

もちろんおビールにも合って、たまりませんよもう、ほんと最高です。

どうも、ガラナ中毒のぴょんぴょ子でした。

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